シン・ボディメカニクスについて~トランス小野寺
想い
2013年からスタートした介護職員初任者研修のテキストには、ボディメカニクスの概念がすでに登場しています。ところが、今現在、介護の現場を見渡してみても、ボディメカニクスが使われているかというと…、ほとんど使われていないのが実状です。
ボディメカニクスの言葉自体は知っていて、習ったこともあるけれど、実際に使われていないのです。それは私たち介護・福祉教育にたずさわる人たちが、ボディメカニクスを現場でも使える技術として伝え切れていなかったからに他なりません。
「対象を小さくまとめる」、「支持基底面積を広く取る」などの原則論は知っていても、それをどのように応用するのかを教えてもらっていないのですから、現場で使えなくて当然です。ボディメカニクスをきちんと使えれば、安全・安心に利用者さんを移動・移乗できますし、私たちも腰を痛めることはない素晴らしい技術なのです。残念なことに、使い方を教えてもらわなかったため、ただの知識として、一度も使われることなく、10年以上の歳月を経て古びてしまいました。
シン・ボディメカニクスの“シン”とは新しいの“新”であり、真実の“真”であり、深さの“深”でもあります。知識だけの古びたボディメカニクスとはおさらばして、“新”しいボディメカニクスを皆さまに提供したい、実際に現場で使える“真”のボディメカニクスを体得してもらいたい、人間の体の構造から身体の使い方までボディメカニクスを通して“深”く学んでほしいという想いで、シン・ボディメカニクス講座を立ち上げました。
講座を受け終えたあと、移動・移乗ってこんなに楽だったのか、早く現場に行って試してみたい、明日からの介護の仕事が楽しみ!と思ってもらえると幸いです。
ボディメカニクス協会
代表 トランス小野寺